シアターブルックに寄せて/3rd Stone From The Sun 代表 小林由紀夫

1998年1月から11年ほどシアターブルックのマネージメントをさせていただきました。
2001年~2003年あたり、事務所関係のアーティストがライジング・サンとフジロックにたくさん出演することができました。
THEATRE BROOK、WRENCH、小島、LITTLE TEMPO(制作のみ)、といった超個性的なアーティストばかりです。
ライジングサンのオオトリでシアターブルックが夜明け時刻に合わせSUN STAGEに登場しました。
その光景は私にとっては1969年ウッドストック最終日のジミ・ヘンドリックス登場と完全に一致しました。
体が震えます。

そして、メンバーはとある曲の中でジミヘンの曲”Third Stone From The Sun”をやってくれました。
我社名にもなっている私が最も好きな曲の一つです。SFサイケロックといった感じ。
これは事務所に対する感謝の気持を表してくれたんだ、と勝手に大感動。
こんなに素敵なことは後にも先にもありませんでした。
あと、1999年同じ事務所にいたSUPER JUNKY MONKEYのボーカル睦が急逝しちょうどシアターブルックのツアーと重なってしまい、私はシアターのツアーに同行できず、最終日の赤坂ブリッツにのみ立ち会いました。
どうしてもどんな音楽も聞く気になれず、私はロビーや受付のあたりにいたのですが、アンコールが始まったら事務所の女性が飛んできて、「タイジさんが睦のこと言ってます!!」と。
中に入ったらメンバーの演奏に乗って「この曲を彼女の魂に捧げる!」とタイジがステージで叫んでいました。

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終わって、すぐに楽屋に走り、タイジに抱きついて私は泣きました。
本当に嬉しかったです。
シアターブルックありがとう。
マネージメントできた時期があったことを誇りに思います。
3rd Stone From The Sun 代表 小林由紀夫
(現 3rd Stone Records/9 to the Universe~MUSIC&ART Agent)